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雪止金具取付注意点CONSTRUCTION

雪止金具の取付け方雪止金具を正しく取付けていますか?

ボルト・ナットの締付けについては、建設用の一部のボルト以外にJISではハッキリと定められていませんが、現在、使用上の実態はカンや経験からなんとなく締めている場合が多いと思われます。

各種雪止金具の適正締付けトルクは、屋根構造や金具構造を考慮した上で設定しています。また、金具の最大荷重は、設定した締付けトルクで締めたものを公的検査機関の測定器で計測した数値となっております。

締付けトルク不足の場合は、積雪荷重に耐えきれず雪止金具が落下する可能性が大きく大変危険です。逆に、締付けトルク超過の場合は、ボルトの切断及び金具の変形を引き起こし、結果的に耐荷重の低下に繋がってしまう恐れがあります。

雪止金具を取付ける際は、各種雪止金具に設定してある適正締付トルクで締めていただいてこそ、積雪荷重に十分耐える性能を発揮します。

万全な雪止金具の取付け方

  1. 最初は充電インパクト等で低速回転にて仮締めし、次にトルクレンチで必要値を設定して増締めで仕上げてください。
  2. ねじが2本の雪止金具は左右2工程づつ締めてください。1工程でやめてしまうと左右のトルクパランスがとれない為1本ねじと同程度の耐荷重しが得られず、2本の意味がなく大変危険です。
  3. 雪止金具の取付け個数は、地域性による積雪量のちがいや屋根勾配等を十分考慮し、金具の最大荷重を把握したうえで余計めに設置することです。
    取付個数等がわからない時は、販売店にお尋ねください。

※ご注意※
ボルト・ナットが雨水等で濡れた状態で締付け作業を行うと摩擦が低下し、適正締付トルク内でも締め過ぎとなる場合があります。濡れた場合には、水分を完全に除去してから施工をお願い致します。

雪止金具の取付けには、屋根上でも手軽にトルク値を設定・確認できるトルクレンチのご使用を推奨いたします。TONEプレセット形トルクレンチはデジタル表示によりトルク設定値が一目でわかります。

※屋根や金具によってナットの締付トルクは変わりますのでご注意ください。